対峙

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資格は、あるか。

いかさま師 Day1-2 20201219-20

2日間集中的にトライ。

アップはマシュマロマン

追加アップの土木工事の成果。もうちょい頑張ります。 IMG01296
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after

あんまわかんね

次何やろうかと思案する。この間落とされてまだやってなかったモスラパワーのRPを狙うか。

しかし、最近自分のクライミングスタイルに変化が訪れていた。これは、意識的に行っていったのではなく、四季の流れのように、ごく自然に、流動的に「なっていった」。

変化とは、トライする課題の選択である。直近数回のクライミングを振り返ってみても、滋賀芹谷屏風岩で、ワンデイ可能な5.12を登った後はデッドラインにトライして解析を行った。

京都笠置では、チャリオッツを完登した後、ミティゲーションのバラシに取りかかった。

どちらの課題も、易々と登らせてくれる課題ではない。場合によっては今シーズンで終わらないかも知れない。そんな奴らだ。

それでも私はやるのである。

その基準とは、自分が登りたいか否か。

例えば、前述の二課題は、有名課題だが、グレードは辛いと呼ばれる部類に入るものである。グレード更新したいという目的で取り付く課題ではない。

しかし、クライミングをよく知っている人、知らない人を各エリアに案内したときに「カッコいい課題」と言うのは、笠置ならミティゲーション獄門ReBirth親指君、芹谷ならデッドラインだろう。
 
ローカルだからそれが変わるということはない。重箱の隅をつつくような課題を登って安堵してみても、心の深淵には登りたい課題のビジョンが潜んでいるはずだ。
 
ある程度クライミングの経験を積んできて、グレードを追ってみて、私はそれに素直になっただけだと思う。

そうして私は、過去最強の課題と対峙する。

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OSトライの様子。

激しくなるランナウトに、萎縮していなかったと言えば嘘になる。

ここ数ヶ月、落ちなさそうなところで出来るだけカムをとらず、軽快さとスピードを上げたクライミングを心がけていたといえど、頭上に鎮座するハングと、それが意味する重圧は、僕を厳しく苛んだ。

それは、呆気なく訪れた。

過去オンサイトしたクライマーはただの1人だということ、佐藤裕介さんを初め、数々の強いクライマーが跳ね返されている事実と、力を残して解析に使いたいという気持ちから、ハング下でテンションが入った。

続行したら、疲れて、全然出来なかったかも知れない。正しかったかも知れない。

どうだろうか。

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↑幾度かの試行でハングは何とか突破。

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↑回り込んでfixを張る。

想像より傾斜がない岩壁に、想像通りに悪いクラックが、それはまた見事に、走っていた。

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2日間のfixと”トッピローピ “によってある程度のムーブ(?)は固まった。
というか、レストポイントで分けられた各セクションは、1回目からほぼこなすことが出来た。

ハング越えてから終了点まではワンテン
地面からだと3テンといったところだ

地面からのトライでは、実際に疑似リードでロープを引き、ロープの重みとプロテクションセット&クリップを行った。

しかし、実際のRPトライ時には一番厳しい#0.75のところでもうひとつカムを入れなければならないはずだ。そのセット、クリップは想像を越える厳しさになるだろう。

まだまだロープを引き抜いて覚悟を決めるようなトライはできそうにない。しかし、この2日間で手にいれた生身の情報というのが、一番重要なのである。

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↑まぁ自分は大体のことが感覚的に入ってるから書き出すほどでもないんだけど…

RP出来なかった。何一つ成果も出せていない。しかし、これだけの情報が集められた。私が目指すところへの磐石な布石となった筈だ。

デッドラインにせよ、ミティゲーションにせよ、いかさま師にせよ。解析できた所は脳内で再現し、何度も何度も妄想登攀を繰り返す、そうすることで、次触ったときに、驚くほど良い感触が得られる(事がある)。

その成功体験を一回して、登れるような課題達ではない。しかし、根気よくそれを積み重ねて、”The Day”を強引に引き寄せる。


僕の信条とするスタイルは、そういうものだ。

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↑いかさま師では、テーピングの巻き方も重要な戦術の1つだ。

まだまだ弱いとはいえ、それでも僕はクライマーだ。クライマーとして、登り続ける道を、常に限界にトライし続ける道を、忘れないでいたいと思っている。

久々に分量多いですね。最後までお読み頂きありがとうございました。

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