登攀用ザックに関するうんちく

題の通り、ザックに関するうんちくですが、ザック選びというのは難しいものです。ハイキングだけなら背負いやすさと最低限必要な機能。それに軽さ。これさえパスしたらあとはデザインと値段で選んでもいいところですが、

ががががが、

岩に行くとなると話は別になってくるわけでございます。
雪山も然り。

(因みに殆どの人はここまで気にしてないししなくて良いです笑)
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結論

結論から言うスタイルです。時間に追われたサラリーマンの皆様に寄り添います。お疲れ様です。
○岩、雪、沢、薮 ←こんなフィールドに行く率を考えて種類を決める。行くなら取り敢えずシンプルで丈夫なもの。
○容量は難しい。スタイルにもよる。実際経験論なので取り敢えず買ってみれば。登山口までの交通手段によっても変わるのでは?
自分は30~40Lは使いにくい。

15~20L

○日帰り登山
○マルチピッチクライミング
○ボルダリング

30~40L

○軽めの縦走登山
○山小屋
○日帰り沢登り(宿泊もいけるか)
○山スキー(?)
○アルパインクライミング

50~60L

○トラッドクライミングやマルチピッチクライミングのアプローチ
○日帰り冬季登攀
○宿泊を伴う沢登り
○無積雪期縦走登山

80L以上

○積雪期縦走
○ビバークを伴う冬季登攀
○長期縦走
○遠征など

重量

アルパインザックは快適性よりは軽さを、という考えが一般的で、過度すぎる物は別として、僕もそう思います。
アルパインザックは基本シンプルです。
基本的に、便利機能というのは最初に壊れる箇所だという考え方をします。ファスナーがこわれる、バックルがブッ飛ぶ、テープから千切れる、引っ掛って本体までダメージがいく。
ヤバい登攀でザック壊れて荷物落としたではすまされません。
それでいて無駄な重量ですから本当の本当に要りません。
結構大変でしたが重量を目安にして見ました。これより軽いと背負い心地などが過度に犠牲になってるかもです。
20~30L   650g
30~40L   900g
40~50L   1100g

要素

前述の便利機能は、雪山などでは 全くもって役に立ちません。
 
○そもそも指がかじかんだり、分厚いグローブをはめてると、使えません。(物理的に)
○凍ります。
○余分な重量です。
○岩や藪などに引っ掛かります。
 
僕は指が悴んで雨蓋のバックルさえ開かなくなったことがあります。そうなると中のもの出せないので普通に大変なんですよ笑。その時は僕がオーバーグローブ(改めテムレス)をつけるタイミングが遅かっただけなのですが。
じゃあ結局何がいって何が要らんねんとなるわけですよ
いらん
  • ストックつけるやつ
  • サイドのポケット
  • ジャケット挟むコード
  • 外のポケット
  • ガチャガチャ外付け出来るやつ
  • 無駄な調整機能
  • 背面のメッシュ(凍る)
  • 二気室(←ナニソレ美味しいの?)
いる
  • 丈夫なバックル(大きさ、素材)
  • 丈夫なテープ(太さ)
  • 丈夫な生地(420d以上推奨)
  • 雨蓋の調整機能
  • 軽さ(前述)
微妙
  • 腰ベルト(容量による)
  • 腰ベルトのギアラック
  • サイドファスナー(あったら便利。でも多分壊れる。)
  • 雨蓋の二本締め
※雨蓋の二本締めに関してです。微妙です。でも僕は要らないと思います。何故なら
○テープ一本、バックル一個分重くなるからです。
○二回閉めるより一回閉める方が楽で速いです。
しかし、
○負荷が一個に集中するのでバックルにかかる負担は大きそうです。
○荷物が少ないときはだらしないです。
○そもそも、二本締めが主流で一本締めは流通量が少ないです。
〇バックルに関しては、金属製を推奨します。小型、中型のザックにつけられているサイズの樹脂製バックルで、アルパインの過剰なパッキングをすると瞬殺で壊れます。なお、この条件を付加すると、選択肢は一気に狭まります。(お前のパッキングが雑すぎるという批判は受け付けておりません笑)

容量

そんな見当もつかないのか!
ええ。これがちょっと 厄介なのです。
なぜかと言うと岩場に行く時(マルチとか)、アプローチの時点ではザックの中は殆どクライミングギアです。他の装備は軽量化してあまり持って行きませんから。ですが登り始めるとクライミングギアは全部身につけますのでスッカスカになります。

マルチとかならアプローチ用バッグに小さなマルチ用バッグ入れていくのもありです。しかし、取り付きに戻ってこられることが前提となります。アルパインクライミングが一番悩ましいです。
冬山も以外と荷物が多いです。
日帰りで冬季登攀するなら40Lでは足りないと思います。
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名張などの日帰りトラッドも、
○カムなどのギア一式(複数セット。#5や#6などのワイドギアも含む)
○ロープ(時に80m!?)
○スリングなど多数
○メット
○(お掃除道具)
他大量
等を入れるとなると40Lではとても足りません。
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つまり、一般的に使い勝手の良いとされている30~40Lは中途半端で少し使いにくいです。
個人的には用途は日帰りの沢登りとか軽いアルパインクライミングとか山スキーとか?
日帰り登山は20Lあれば十分ですしね…
50~60Lとかは、
短期縦走(そこまでULにこだわらなくてよくなる)
○長期縦走(まぁUL)
○日帰り冬山(ゆったり)
日帰り冬季登攀(ジャスト)
トラッドクライミング(ジャスト)
マルチのアプローチ(いい感じ)
宿泊伴う沢登り(ジャスト)
○日帰り沢登り(まぁまぁゆったり)
となり、僕のスタイルに良く当てはまります。
あと色々な要素がありますが、重要なのは耐久性。僕達学生クライマーはお金が無くて扱いが荒い(?)のですぐにザックがぶっ壊れます。 具体的には生地が破ける、バックルが飛ぶ、等です。
適切な容量のザックなど持ってないのでいつも小さなザックに全体重をかけて押し込みます。そら壊れるわな。
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屏風岩から降りてきてガチャ整理
二泊三日のパチンコ(継続登攀の計画で、30~40Lのザックで挑んだ。)
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上高地にて
靴は嵩張る
シロッコの中に入ってるのは貴重な卵
となるとやはり金属バックルが良いなーとか思うのですがあまりない…
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アルパインクライマー及び開拓クライマー及び沢屋は時にあり得ないような藪をこぎます。雑パッキングやハードな山行の多さから生地の耐久性は重要です。
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でもやっぱり登攀の時に快適でいたいのです。
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開拓や長期山行にはアライテント、マカルー一択です。これは絶対不変の真理で揺らぐことはありません。

学生は黙ってマカルーを担げばいいのです。時にはこれで登攀もします。
あと形状。
屏風岩に継続登攀に行ったときに、まぁ当然荷物は多かったのですが、某うー先輩のゴ○袋のようなオスプレー、ミュータントが、頭が高過ぎて仰角10度ほどになり、フォローが手元しか見えないクライミング状態になっていました。
頭がつかえてはいけません。
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ミュータントは上が見えない。
背面

これもよく話題に上がる。小生は雪山の経験がそこまで高くないので受け売りになりますが、やはり雪が付きにくいEVA素材のものが好まれる傾向にあります。また、空間が開いていないタイプのものは通気性が悪そうに感じますが。んなもん暑いときはどんなんでも暑い!背面にファンでも付けたら別だが。災害レベルの暑さといわれる京都の低山を真夏に死にかけながら市内~小浜まで歩くキ
〇ガイ山行をしてる僕が断言します。

二つ持って行って、背負い比べでもせん限り、分からん!!!!

↓小浜合宿

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我ら山岳部の伝統的合宿、小浜合宿。真夏の炎天下を京都市内から小浜の海岸まで山と舗装路を繋ぎながら歩くというおぞましい山行↑次の年Day1学校にて。小浜の海まで歩きます。...
オバマガッシュク2!!!
今年も小浜合宿に行ってきました。京都市内の学校を出発して、舗装路と山道を繋げつつ福井県小浜市まで全て歩くという言わば「変態」合宿であります。↑1回目はこちら行動中や宿泊時の気温が異常に高く、水場も少ないために行程以上の体力が求めら...

因みにストーリー性があり、好きな山行です。(変t…)
これのワンデイトライを画策してましたが、まだできてません。

もう一つ。
絶対条件。
雨蓋が動く(取り外しできる)こと。
中の荷物が増えたときに雨蓋を上げて押し込んだり、間に挟んだりするので、雨蓋が固定されてると一気に対応力が落ちます。
ところが、アセンジョニスト等に代表される雨蓋が簡素なものは当然固定されているのでその辺りは対応可能なのかどうか気になります。
っていうのも、バックル及び生地の耐久性、形状、重量、信頼性も考えて何だかんだでアセンジョニストが優れているからです。
流石すぎます。(快適さは知らんけど。)
ただ、僕達は学生クライマーです。
こんだけうんちく垂れても結局こうなります。

ザック買うぐらいならカム2つ買います笑

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