ヘキセナールの刺激臭
お久しぶりです。
大分更新が滞っておりました。
登ってたかと問われると登っておりません。
テストやらなんやらで瑞牆のあと3週間ほど開きました。
リハビリ10/31はサニーサイドでした。
温存していたじょっぴん5.11bをオンサイトできたのですが、右の棚使ったら意外に短いので、沸き上がる歓喜はありませんでした。つーことでグレード更新にも関わらず記事にしてません。
※嬉しくないことは全く無いです。
以上余談
そして一週間後、去る11/8は久々にモーニングライトに行きました。暖かいためこれからの季節に最適な、フレアードクラックと埃とカメムシのエリアです。
前日、午後4時過ぎまでTOEICを受けていた私は帰るなりマカルーとPatagoniaダッフルにギアを詰め込みとんぼ返りで近鉄に乗車。
一路、名張へ。
アホもここまで来ると手の施しようが…といった塩梅
名張はやっぱり遠ーーい。
見ていたミッション・インポッシブルが佳境に入り、ぼちぼちクライマックスかといったところで名張着。
雨。
Kimi邸にて餃子と松茸ご飯(!)を頂く。
遅めに就寝。
金曜日ボルダージムで登り込んだため腕が痛い。
さらに日付を越えても未だ屋根を叩く驟雨。
大丈夫だろうか。
20201108 香落溪 モーニングライト
7時過ぎに起床。
玄米と美味しい味噌汁。
ありがとうございます、、
出発の時にmkさんご来訪
一路岩場へ
地面は雨水ブッシャー 岩肌は黒黒
ホタルクラックまでビショビショといった有様
取り敢えずアプローチしてみたらナンダ岩は乾いてるじゃないか
見上げると上裸でサングラスで髭面でムフムフ言ってる怪しい人影
○Hot summer 5.11b or 5.11c
アプローチはGALAXY 5.10a(b)
私リード。迎え入れてせーたろさんのトライ
中間部、ジャムの効きと二日酔いの調子がイマイチらしく(?)2テン
見てたら私も沸々と闘志が沸いてきたのでトライ
ムーブ(?)記載あり
中間部の2本のボルトは無視
せーたろさんのマスターカム紫を2発キメル
悪い離陸をこなした。
私の指には絶望的ではない細さだ
ヨレるの覚悟の渾身の逆手フィンガーでの不安定なクライミングが続く
途中で一度カムを読み違え
これが響いた
頭では0.2だと分かってたのに。とっさに0.3を取ってしまった
が、何とか対処
おぞましいほどに忌々しい根っこがクラックを塞いでいる。
フルリーチで指先ジャム
逆の手は捻れないため全然効かない
吠える
前腕は限界だ
この上は2mほど#0.5
私が一番苦手とするサイズだ
魂を込めてジャミング
何故、支えられていたのだろう
何故、前進出来たのだろう
何故、引き剥がされなかったのだろう
尋常ならざるパンプの中、伸ばした1手が捕らえたのは
苔でも
嫌らしいスローパーでもなく
名張らしい水平の棚だった
メトリウスの紫2本がボルトのところ
最後3本はテラスの上
厳しいとろで5本も入れてますね
オールナチプロ(残置無視)
グラウンドアップ
オンサイト (ビレイはした)
OSグレード更新(未確定)
やるじゃないか
テラスに座って、血管が今にも破裂しそうな、もう何一つ持てなくなった前腕 ー落ちなかったら勲章であるー を眺めてそう呟いた
香落溪の紅葉は来週ごろが見頃だろうか
ぼんやり、そんなことを考えていた
○Morning Glory 5.11a(b)
世界のもとえ大先生が登っておられたのでやりたくなってトライ。
Open air 5.11cのOSトライは流石に温存しておくことにした。
このルートはしっっかりと5.11あります。私的には辛めの5.11aか5.11b。
屏風岩のユビキタス 5.11bより遥かに難しいと思います。
上部のセクションは、9月にOSに失敗したモスラパワー5.11cを彷彿とさせるような苦手なサイズ。
モスラと異なったのは落ちなかったということ。
理由はメンタルによるところが大きい。
激ヨレのためイマイチ自信の無いマスターカム赤を足元に選択的大ランナウトを決断
#0.75~#1のサイズが続くと、最後にはハンドジャムすら出来なくなる。モスラの時にも味わった、激痛のパンプに朦朧としかける。
マインドをコントロール下に収め、ゆっくりと息を吸い込む。
カメムシのトランス-2-ヘキセナールが鼻孔をツンと刺激する
果てるとも知らないシンハンドの先で
体を安定させて荒い息を付けているところを見ると、ランナウト作戦はどうやら功を奏したようだ
下から
2つ目にトーテム黒。最後にキャメ#4
もとえ大先生は2m隣でOpen airをオンサイトされていた
手の甲が腫れているのも、未だジンジンと痺れるのも、軌跡の実体化であり、心地よいものだ。
そういや亀虫が多
いと雪が多いらしいですね
今年こそは期待したいです
俄然
忙しくなりそうだ (^o^ゞ
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