八ヶ岳 ジョウゴ沢乙女の滝と小同心クラック
2/8~9でカトーパイセンと八ヶ岳に行っていました。初日はジョウゴ沢で2日目は裏同心ルンゼ〜小同心クラックに継続しました。本来ですと、10、11も登る予定でしたが諸事情で二日間に。
移動もあってなんとなく不完全燃焼ですが、天気に恵まれて快適に練習できました。
Day0 2/7
前の週末、白馬でスキーをしていた私は、月曜日にパイセンと茅野で合流。各種買い出しを済ませて車中泊。くだらない失恋話などをし続けているとかなり夜更かしをしてしまった笑
Day1 2/8
夜更かしの弾みで朝が辛い。それに加えて前日準備をしていなかった煽りを喰らって八ヶ岳山荘でのパッキングにかなり時間がかかってしまった。なんともポンコツな次第である。
結局、長いアプローチをこなして幕営やらなんやらしていたらジョウゴ沢に向かったのは昼くらいになってしまった。
トポを忘れたのジョウゴ沢の入り口は勘。一発目の滝はパイセンリード。多分ジョウゴ沢のF2だと思われる。やはり雪が多くて少し様子が違うな。
やっぱりアルミのスクリューがまだ刺さりやすくて一安心。
上部がよくわからなかったのだが、本流と思われる左は全然氷がない。大滝とかナイアガラの滝は良くわからなかった。
とりあえず見えてた右俣大滝で練習するも下から見てるより埋まっててイマイチ。フォローしてもらってその上も見に行ったが、ただの岩壁だった。
時間をロスったが結局左を詰めた。雪が悪くてかなりの確率で腰まで埋まる。
この乙女の滝、状態的にはどうなんだろうか。
出発の遅さと右俣でのロスがあったので、乙女の滝を登ってよしとすることに。下部は立っていて初心者の私にはかなり練習になった。早々にこっちに来るべきだったな。
なんだかんだ乙女の滝ってVあるんですね。WI5くらいなのかな。アイスグレードはわからん。
ジョウゴ沢をサクッと降りて終了。ギリヘッデンなしぐらい。
夜は鍋。
Day2 2/9
この日は裏同心ルンゼ〜小同心クラックを継続して早めに下界に降りてやろう作戦。
7:00前くらいに出発。
入り口はまたしても勘。朝一からパイセンの気合のラッセルが光る。
やはりというべきが積雪量が多く、下部は埋まっているのだろう。知らんけど。
正直全くわからん滝。傾斜は結構あって結氷もしている。除雪をしつつフリーソロで抜ける。
ルンゼ内はこんな感じの有様。まあ出てても大した氷でもない。
8:40 やはり結構埋まってしまっていたF5。一番傾斜が強そうな左から抜けた。この後、右上のルンゼに継続したが、ビレイ点の木までほんの少しロープが足らずに、タイムロスをしてしまう。
その後は大同心の下の雪壁を駆け上がる。さっきタイムロスがあったのでスピード勝負だ。
10:25 ようやく大同心基部(大同心稜末端)ここで本日初めて日を浴びる。あったかい。やっとゆっくり休憩することができた。
その後、小同心の基部までは相当落ち込んでいてかなり厳しいトラバース。普段は雪が付いてるのだろうけど、ほとんど岩で、所々凍っていて滑るという状況。なんとかルートを見出せたので際どいフリーソロ。
少し休んで11:30ごろから小同心クラックを登攀開始。岩となるとお任せあれ。
2p目はパイセン。日陰のルンゼに雪が残っていていやらしかった。
3p目は私。左のチムニーから。若干ドラッグ気味、猛省。
13:00ごろ。小同心の上部にトップアウト。右が横岳山頂。
せっかく天気がいいので山頂まで行ってみることに。普通は大同心稜を降ります。
横岳へ続くリッジはいかにもな雪稜。
最後の上部岩壁も雪がなくてかなり際どいフリーソロとなった。
13:50 抜けた先がすぐ山頂。やっぱり山頂トップアウトは格別である。
14:45 硫黄岳山頂 早いだろう
かなり飛ばして歩いていたが、最後の赤岳鉱泉への下で間違ったトレースを辿ってしまい、散々ラッセルする羽目に。30分ほどロスって鉱泉についたのが16:00過ぎくらいかな?
17:00に赤岳鉱泉を出発して18:20に八ヶ岳山荘着。
下山はやはり捲れますね。
八ヶ岳山麓で風呂に入ってすき家で晩飯。いやー下山してよかったー
その後
もともと計画が二転三転していたのですが、小同心クラックを登った後に一度下山して、10日は阿弥陀岳北西稜を登るつもりでした。しかし、南岸低気圧の接近による荒天の心配と、ラッセルを強いられた小同心が意外と重たかったのもあり、中止にしました。
まぁ、いい天気で気持ちよく横岳から降りてきて、満足感がある中でもう一発重たいやつを行く気にはなれなかったのです。
といっても帰ったわけではなく、その日のうちに中津川まで移動してアイスをやってきました。
その記録もぼちぼち上げるとします。
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