北穂高岳東稜 夏合宿

2018年8月21日~24日に夏合宿で北穂高岳に行っていました。
メンバーは現役10人コーチ4人と大所帯。

最近大きな山行が多く、記事が長くなってしまいます。
すいません。
ごゆっくりお楽しみくださいませ

Day1
8月21日
RIMG3380
マイクロバスで高山から上高地へ
RIMG3381
大正池付近。
見えた穂高の峰々にバス内が沸く
RIMG3382
上高地バスターミナルにて
RIMG3384
河童橋と部員

この日は徳澤に宿泊する予定だったのですが、台風が接近しているということで横尾に宿泊し、二日目に北穂高岳に登頂するということに計画が変更になりました。
RIMG3388
ということで+1時間余分に歩いて横尾。
僕は三回目。
RIMG3390
テント泊は初めてです。
一度は小屋に泊まり、去年は通過しました。

Day2
8月22日
本当はこの日は徳澤から涸沢に移動して近くの岩場で訓練をする計画でしたが、台風接近中ということで横尾~涸沢(テント設営)~北穂高岳~涸沢という若干ハードな行程に変更となりました。

この日は長丁場のため三時半(!)起床
RIMG3392
四時代から行動開始 横尾大橋
RIMG3394
5:55 本谷橋
RIMG3396
涸沢が見えた!
でもまだ霧の中…
台風接近中だしこんなもんか
RIMG3398
と思ったらガスが抜けてきて…
RIMG3401
おぉ! 晴れてきました!
RIMG3403
7:40 涸沢到着 もう少し!
RIMG3405
これから行く北穂高岳方面も晴れてきました!
涸沢で天気に恵まれるとは今年はつくづく運が良い(^^)/~~~
RIMG3411
上機嫌♪
RIMG3415
東稜に向けて準備
涸沢から東稜に向かうA隊と南稜に向かうB隊に分かれます。
RIMG3417
テントを設営し、各々準備に励みます。
RIMG3418
南稜と東稜の分岐へ
1535019049243
お気に入りの1ショット
東稜へのアプローチ
RIMG3421
東稜下部にて
どこから取付くかを話し合いました。
後ろは山岳ガイドの島田和昭氏
RIMG3423
東稜取付きへと向かいます。
RIMG3426
ライチョウ発見~
1535066786843
天気最高!
A隊のメンバーです。
RIMG3430
稜線直下の悪い岩場
意外と立っていて岩がもろく、落石がありました。
山の危険個所がどこで、どこから落石が降ってくるかということが直感的にわかるかどうか。
それは圧倒的に経験によるものが大きいのかなあと思います。
RIMG3431
稜線に抜けた瞬間に大パノラマ!
このあたりから同じような写真が多くなるかもしれませんがご容赦ください。テンション高かったんです。
RIMG3432
前穂高岳北尾根と僕
1535110350391
RIMG3435
1535019046098
1535110296211
1535110303510
1535110306373
悪いガレ場が続きます。
RIMG3436
槍ヶ岳はもうすぐ
北アルプスの大パノラマポピュラールートにいる割には不思議と高揚感はありません。
RIMG3437
かっこいい島田さん
1535066791060
1535066812742
贅沢な天空の休憩所

超お気に入りの写真

RIMG3440
ひさし状になったバンドをトラバースする。
RIMG3442
核心の”ゴジラの背”と北穂高岳山頂

1535110312558
核心ピッチ
RIMG3444
RIMG3448RIMG3447
ゴジラの背一ピッチ目 Ⅲ 先輩のリード
1535019035951RIMG3456
RIMG3459
僕のフォロー
1535066825636
核心をフォローする。

1535110363676
1535066831787
別パーティーのフォロー
この角度が一番高度感あるのですが、残念ながら僕らの撮影は叶わず。


IMG00033_HDR
ゴジラの鼻から1ピッチの懸垂下降。
IMG00024
IMG00034_HDR

IMG00036
越えてきたゴジラの背
IMG00038
大パノラマ
IMG00039
IMG00040
1535113112496
1535113105968
1535113103060
そして槍ヶ岳,
大キレット
RIMG3463
そして北穂小屋へ
IMG00042
RIMG3465
北穂小屋からの眺め
頂上はガスが出てしまい、残念ながら景色は微妙
RIMG3468
頂上より奥穂高岳方面への眺望
昨年見ることが出来なかったジャンダルムまで見ることが出来ました。
RIMG3470
涸沢へと下山~
見えてる分、遠く感じます。
RIMG3472
自分が登った東稜が見渡せます。
RIMG3474
南稜も穂高だけあってそこそこ高度感あります。
RIMG3476
下部のはしご
RIMG3477
有名な南稜取付きの鎖場

RIMG3479
15:48 無事涸沢へと下山。
RIMG3480
お疲れ様でした。
1535110333910
おやすみなさい
長い一日でした。

Day3
8月23日

※朝の涸沢が快晴だったため、写真多めです。
1535110336727
早朝
これは期待できる!
IMG00049_HDR
ほのかに赤ばむモルゲンロードの穂高IMG00056
IMG00057_HDR
IMG00058_HDR
IMG00059_HDR
IMG00063
IMG00065
出発時には陽光が
1535110250769
RIMG3493
眩い…
RIMG3494
IMG00071_HDR
名残惜しい涸沢カールを何度も振り返る
RIMG3495
下山~
RIMG3496
RIMG3497
横尾谷右俣 過去の合宿で行ったことがあるんだとか
RIMG3498
屏風岩
島田さんのご提案でこの日本最大級の岩壁の取付きまで行くことに。
1535110342571
岩小屋跡から梓川へ
RIMG3500
史上最冷(大嘘)の梓川を渡渉。
発狂寸前。
少なくとも人生最冷
RIMG3501
荷物を置いて、空身で登る
RIMG3502
次第に屏風岩が見えてくる
RIMG3503

※屏風岩
RIMG3504
RIMG3506
横画面に収まらない、圧倒的なスケール
RIMG3510
1535110257316
1535110264879
1535252043881
1535252045363
帰りに島田さんが岩魚取るために潜って意識が無くなりかけてということを笑い話に語っておられたのでやらない手はないと思ってやりました。

ほんとにやばかった。

金玉から脳天にかけて激痛が走りました。
まじで子孫を残せないレベルですよ

息が5秒くらいしか続かないんですよ
体の機能が崩壊するほど冷たい

1535019029550
そして横尾に帰還
1535110347385
明神まで下山してきた面々
line_1535015526643
RIMG3516
小梨平で一泊

この夜雨が降ってしまいまして~
ぼくが止まってた旧6テンが完全に浸水してしまい…
しかも僕は端の吹き流し口の横だったもので酷かったです。(;一_一)

Day4
8月24日

この日は帰るだけ
RIMG3519
と思ったらいつまでたっても上高地バスターミナルにマイクロバスが来ない…
どうやら集合場所を平湯と間違えてやがったらしくて1時間30分も遅れる…
会社からでも連絡がつかずにやっと連絡がついたときは上高地にいるって言ってたのにあとから平湯にいますってなんや!

ということで平湯の森に入って
RIMG3520
バスで帰りました。
RIMG3521
外はずっと大雨
本当に運がよかったです。
IMG00082
京都駅に出没したヤバい集団www

終了

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回、切実に感じたのは自分には経験が足りていないということ。
まだまだ若輩者なので当然ですが、体力は過酷なトレーニングで付いてきたし、知識だって本を読みまくってますし、技術もフリークライミングは相当登りこんでますしが、それを実戦に投入できてない感があります。
OBさんの一人が

山のどこが危険個所でどこが弱点でどこから予期もしない落石が降ってくるかを経験から直感的に予測できるような感性が育っていない

ということを言ってくださったのですが、まさにその通りで、自分の弱いところが分かった気がしました。
でもそれは同時に、次のステップに踏み出す心構えが出来たということで、とても良かったです。

色々な経験ができ、自分の目指すべきところが分かり、そのためにしなくてはいけないことがほんの少しわかった有意義な4日間でした。

コメント

コメントする

目次